購入コストにも注目! 新築住宅の費用内訳とシミュレーション
新築住宅を購入する際には、一見すると大きな負担に見える購入価格だけでなく、その他の隠れたコストにも注意が必要です。本記事では、新築住宅の購入に伴う費用の内訳と、具体的な購入シミュレーションを通じて、お子さんがいる家庭の住宅購入に向けた情報提供を行います。
目次
1.新築住宅購入の隠れたコストとは?
新築住宅を購入する際には、購入価格だけでなく、その他にも予算を見積もる必要がある費用があります。これらを総称して「隠れたコスト」と呼びます。この隠れたコストを把握することで、予算計画がより明確になり、後々の生活設計にも役立ちます。
隠れたコストは大きく以下の4つに分けられます。
諸費用: 新築住宅の購入には、登記費用や仲介手数料、消費税などの諸費用が必要です。これらの費用は物件価格の約6%~10%とされています。例えば、物件価格が5000万円の場合、諸費用だけで300万円~500万円が必要となります。
住宅ローン: 住宅を購入する際には、住宅ローンを組むことが一般的です。その際には金利やローンの組み方によって、返済額が変わるため、これを予算に含める必要があります。
固定資産税: 住宅を購入すると、毎年固定資産税を支払う必要があります。固定資産税は、土地や建物の価格に応じて算出されるため、大きな負担となることもあります。
維持・管理費: 住宅の維持・管理には、水道光熱費や修繕費、防災設備の点検費用などが必要となります。これらも毎月の固定費として計算に入れる必要があります。
これらの隠れたコストを把握しておくことで、予期せぬ出費を避けることができ、より安心して新築住宅の購入を進めることができます。一方で、これらの費用を見落とすと、購入後の生活で経済的なストレスが増えてしまう可能性があります。新築住宅を購入する際には、物件価格だけでなく、これらの隠れたコストもしっかりと考慮に入れ、全体の予算計画を立てましょう。
2.具体的な新築住宅の費用内訳
新築住宅の購入に伴う費用は大きく分けて次のようになります。
(1)物件価格: 地元の不動産市況や物件の大きさ、設備等によります。
(2)諸費用: 登記費用、仲介手数料、税金等が含まれます。大体物件価格の約6%~10%と言われています。
(3)住宅ローン: 金利や借入期間、頭金の額により変動します。
(4)ランニングコスト: 住宅の維持管理費や固定資産税、火災保険料等が該当します。
これら全てを合わせて初めて新築住宅の実質的なコストとなります。
3.家族向け新築住宅の購入シミュレーション
ここでは、一般的な家族向け新築住宅を購入する際のシミュレーションを行います。
例えば、物件価格が5,000万円の新築住宅を購入するとします。その場合、諸費用として物件価格の約10%の500万円が必要となります。また、頭金として物件価格の20%の1,000万円を用意し、残りの4,000万円を住宅ローンで借り入れるとします。その際の月々の返済額は、金利1%、借入期間35年とすると約115,000円になります。
また、ランニングコストとして年間で固定資産税約10万円、火災保険料約2万円、その他の維持管理費等で約10万円が必要となります。これらを合計すると、新築住宅の購入には初期費用として約1,500万円、月々の支払いとして約120,000円、年間で約20万円以上のランニングコストが必要となります。
4.まとめと購入時の注意点
新築住宅を購入する際には、見えるコストだけでなく、見えないコストもしっかりと把握し、全体の予算計画を立てることが重要です。また、長期にわたる住宅ローン返済は家計に大きな影響を与えますので、無理なく返済できる計画を立てること、そしてランニングコストも考慮に入れることが必要です。
住宅購入は家族全体の生活を左右する大きな決断です。全体的なライフプランを考え、安心して生活できる新築住宅選びを行いましょう。
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